松尾治氏が執行委員長に就任
[ケルセン佐藤 / NB]
県連会長を務める松尾治氏が百周年記念協会の執行委員長に就任した。松尾会長は今後、委員会の体制は大きく変わっていくとしたうえで「メンバーが変われば、変更事項があ
るのは当然のこと。当然体制も変わってくる」との認識を示した。
百周年記念協会は9月20日、百周年事業について東京で外務省当局者のヒラタ・ケンジ氏と会議を開いている。松尾会長は「(日本政府から)ネガティブな返答をもらい、悲しくさえなった」と会議を振り返っている。路線変更していく必要があると認識したのもその時だという。
百周年記念協会は、予算および事業内容をまとめ外務省に提出したが、実際準備不足だったことは否めない。松尾会長もそれについては「思っていた通り、日本政府は百周年事業、とくに箱物事業に対して経済的に支援する意志がないことを告げてきた」としている。しかしその一方で「今後、事業を見直して、新たなプロジェクト案を作成するための時間はもらえた」と望みをつなげた。
執行委員会は新プロジェクト案提出を来年の4月に予定しており、そのためには今後百周年協会は迅速に活動を進めていかなければならない。松尾会長は「小泉氏が首相だったころ、委員会の数は9だった。現在は似たような機能を持つ委員会が15もある。毎月の執行委員会会議では、案に対して票が集められるだけで、検討もされなければ、決定も次の会議まで先延ばしにされる。これは時間の無駄だ」と迅速な仕事運びには委員会間の連携が重要となってくるとの考えを示した。
箱物事業への支援は却下されたのものの、日本政府との会議ですべての案が夢と消えたわけではない。日本からブラジルまでリレーをしながらトーチを運ぶという企画は実現する可能性を十分に持っている。この件について松尾会長は「2008年4月に神戸港で笠戸丸初出航を記念する式典が行われ、日本から関係者が集まることになっている。兵庫県知事はそのときにトーチに灯をともしてはどうかと提案している。まだ、決定はしていないが、この件に関しては問題なく進むと思う」と語った。