日本政府の動きに期待を寄せる百周年執行委員長
2008年のブラジル日本移民百周年記念に向けた公式事業を決定するため、12月上旬にも在伯日本総領事が一堂に会し、会議に臨むことが明らかになった。
現在のところ百周年記念協会は、日伯総合センター建設、北西部地方文化センター建設(アラサトゥーバ)、アルモニア学園拡張工事(サンベルナルド・ド・カンポ)、サンタクルス病院拡張工事(サンパウロ)などの4つの建設プロジェクトと22のイベントを百周年事業としてリストアップしているが、すでに日本政府は建設プロジェクトに対する経済的支援はしないとの意向を示している。
百周年協会執行委員会の松尾治委員長は「日本政府は建設プロジェクトに対しお金を出さないと表明したが、ほかのプロジェクトに関しては何らかの協力をする可能性があり、どのプロジェクトを対象にするかを現在検討中である」と述べた。各総領事が話し合いを行い、公式事業と判断したプロジェクトは日本政府に提出され、承認されれば日本政府からの支援を受けられる可能性もあるということだ。中でもトーチをリレー形式で日本からブラジルまで運ぶ『友情の灯』プロジェクトは、実現がほぼ確定しているという。松尾委員長は「兵庫県知事は同プロジェクトに対しとても前向きだ」としたうえで「神戸港を出てサントス港に着き、それから移民博物館(元移民収容所)を通り、アニェンビのサンボードロモまでリレーする」とプランの詳細まで明らかにしている。
また、松尾会長は、新しいプロジェクトを公式事業に加えることも可能だとしており、ブラジルと日本の大学によるシンポジウム、野球大会、日本の芸能人の公演なども、まだチャンスはあると述べ、「協会の公式事業のリストは、まだ最終段階ではない。リストができあがるのは来年の初めになると思う」との見通しを示している。