昨年11月16日にルーラ大統領が署名し、設立が決定したブラジル政府による百周年委員会が今月14日、ついにブラジル日本移民百周年記念祭に向け歩み出した。ブラジリアの外務省本部で行われた記念式典には、ジョゼ・アレンカール副大統領、アルリンド・チナグリーア下院議会議長をはじめ、全国の日系コミュニティー代表らが一堂に会した。
委員会の総書記を務める外務省アフリカ・アジア・オセアニア地区担当書記のロベルト・ジャグアリベ氏は、百周年について「両国の関係強化につながる」としたうえで「百周年事業はほかの記念事業を超越するような盛大なものにしなければならない。以前に比べ、また実際のポテンシャルよりも停滞している両国関係の再活性化に結びつくようなものになればと思っている」と語った。
ジョゼ・アレンカール副大統領は、両国のビジネスチャンスについて触れ「ブラジルと日本には相互関係が確立されており、ビジネスチャンスが多くある。現在ブラジルではエタノールやバイオ燃料における国内外の大きなプロジェクトが進められている。日本との協力で同分野にも大きな成果がもたらされると思う」と期待に胸を膨らませた。
一方、島内憲駐ブラジル大使は、現在、日本には大勢のブラジル人が生活しており、ブラジルの日本移民と同じように日本社会に大きく貢献していると述べ、ブラジル側に敬意を示した。
百周年委員会はセルソ・アモリン外務大臣を会長とし、執行委員会および名誉委員会の2組織によって構成されている。執行委員会は、農業、教育・科学、文化、観光・スポーツ、在日ブラジル人コミュニティー、貿易、エネルギー開発、通信などの7部署に分けられ、名誉委員会は日系コミュニティーを多く抱える州、市や官民両団体の代表らによって組織されている。
今後、百周年委員会は、リストアップされたプロジェクトの中から支援の対象となる百周年事業の選考を行っていく。