クリチーバ市(パラナ州)を訪問したマルタ・スプリシー観光大臣は、同州に対する観光支援額4300万レアル(約27億7000万円)の一部がマリンガ市向けに拠出されると述べた。パラナ州コミュニケーションネットワーク(RPC)が伝えたところによると、ブラジル日本移民百周年記念に向けた公園建設のためマリンガ市とロランジア市は合計で3000万レアル(約20億円)の支援を受ける。
日本政府の公式発表がない段階で、マルタ大臣は百周年を迎える2008年に日本から皇族がパラナ州とサンパウロ州を訪れると明言。パラナ州においてはマリンガ市とロランジア市の百周年祭が中心となるとの構想を明らかにした。「日本公園の建設により、マリンガ市は百周年祭の中心となる。だからこそ当局から大きな支援を受ける」。
マリンガ市のインドストゥリアル庭園とイタイプ公園の間に建設される日本公園は敷地面積10万uにも及ぶ巨大公園。公益民間団体(Oscip)の日本公園メモリアル移民100が担当する工事には2000万レアル(約13億円)の予算が組まれている。すでに工事は開始されており、現場を視察するため昨年まで在ポルトアレグレ出張駐在官事務所領事を務めた外務省の木村元(はじめ)南米・オセアニア地区部長補佐がシルビオ・バッホス・マリンガ市長を訪問した。
バッホス市長は、木村氏に対し改めて公園がオープンする来年6月22日に皇族の同市訪問を要請。対する木村氏は、公園の模型を見て好印象を受けたとしたうえで、パラナ州訪問が決定した場合に皇族が通る可能性のあるルートをすでに調査していることを明らかにし「皇族の旅程は皇太子さまがロンドリーナ、ロランジア、マリンガを訪れた1978年のものと同じ内容になると思う」と説明した。
木村氏の前にもマリンガ市の姉妹都市である兵庫県加古川市から使節団がマリンガ市を訪問。使節団を率いた長谷川浩三副市長はカメラと完成予想図を手に、公園工事の進ちょく状況を視察した。