資金不足も楽観視
OSCIP中矢理事長が会見
【シンチア・ユミ/NB】Oscip「日伯社会文化統合機構」の中矢レナット理事長は3月13日、ブラジル日本移民百周年記念協会主催のプロジェクトに対する資金集めついて会見した。
以前から資金不足が指摘されているブラジル日本移民百周年記念協会の主催プロジェクトだが、中矢理事長は現在までに集まった資金について説明。同理事長によると、集まった資金は総額約680万レアルでそのうち440万レアルについては、ルアネー法(文化事業に対する寄付の免税法)で認可された寄付だという。一方で「予定されているプロジェクトをすべて行うためには、まだ800万レアル不足している」と述べた。
不足している800万レアルについては、再度ルアネー法を申請している。中矢理事長は「(同法が)プロジェクトを認可しないとは考えないが、仮に認可されなかった場合、プラノB(Plano
B)を選択する」と述べ、資金集めに関する代替案も同時進行させる意向を示した。
集まった資金680万レアルのうち、約330万レアルは、イベント・式典の撮影、記念協会の運営費、ブラジルと日本のリーダー交流、表敬事業、移民資料のデータ化、百年史刊行、友情の灯セレモニーなど、すでに用途が決まっている。
依然資金について交渉が続いてプロジェクトは、スポーツイベント、6月21日に予定されている記念式典、同時期に開催される日本文化週間などとなっている。式典及び日本文化週間を合わせた予算は1850万レアル。中矢理事長は「ブラデスコ銀行が式典にかかる費用の半分を負担すると約束している。同時に残りの資金や日本文化週間に関しても他のスポンサーと交渉している」と話した。
いまだ記念事業にかかる資金が集まっていない状況にも関わらず、協会は百周年後も日本文化を普及させるための基金の創設を計画している。