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リオデジャネイロのスラム街に住むオルフェは、地元サンバーチームのリーダーであ
り、麻薬の売人や警察までもが一目置くカリスマ。地元の女なら誰でも1度は恋人になったことがあ
るというほどの人気者の彼は、ギターや歌に類まれな才能を持ち、彼が弾き語りを始めれば人々はもちろんのこと野良犬や小鳥さえも足を止める。
カーニバルを目前に控えたある日、オルフェの前に美女ユリディスが現れる。二人はやがて恋に落ち、そのことが周囲の嫉妬を生む。麻薬や殺人がはびこる危険なスラム街を出て、一緒に暮らすことを夢見る二人だが、出会ったときからすでに彼らの悲劇は始まっていた。
ギリシャ神話を題材にした舞台劇「オルフェ・デ・コンセイソン」のストーリーを共に用いたことから、1959年製作の「黒いオルフェ」とよく比較されるこの映画だが、外国人スタッフによって撮影された「黒いオルフェ」に対し、カルロス・ジエゲス監督で臨んだ「オルフェ」は純ブラジル製と言えるだろう。監督は、同映画が「黒いオルフェ」のリメイク版であることを否定し、まったく新しい作品だということを強調している。オルフェ役に「シダーデ・ネグラ」のボーカル、トニー・ガヒードを起用したことが話題を呼んだ。
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