日系児童が入賞−EU主催の図画コンクール
【シルビオ・ムトウ/NB】
欧州連合(EU)が主催した男女平等に関する図画コンクールで、サンパウロ州ラクリ市のナタリア・サユリ・パスコアル・カヤバタさん(10)が、ブラジル人として唯一入賞した。
サユリさんは市内にあるマノエル・カルボ・アヒエーロ州立小学校に通う5年生。今回の受賞には驚きを隠せない様子で「最初、おばあちゃんが私に受賞したと伝えてくれたのだけど、信じられませんでした。私が描いた絵は、いろいろな事をこなす母を見ていて思いつきました」と話す。サユリさんに創造的刺激を与えた母親のマリア・エジナ・トーヒス・パスコアルさんは「サユリはとても素晴らしい子です。私たち家族は彼女をとても誇りに思います。それでも今回の受賞は、本当にびっくりしました。だって、小さな街の公立学校の生徒がこんな素晴らしい賞をもらうなんて誰が想像出来るでしょう?」と驚きつつも喜びを表した。
サユリさんの受賞は、公立学校にも素晴らしい才能が埋もれているという例だとマリアさんは語る。「学校は確かに小さいけれど、その内容はとても充実しているということを知って欲しいんです。サユリを受け持つタニア先生は常に生徒たちを励まし、生徒たちの創造力を伸ばすとても良い先生なのです」。
同コンクールは、欧州連合設立の礎となったローマ条約調印50周年記念行事の一環として行われたもので、アジア、南米、アフリカ、地中海、EUに隣接する国と地域から、8歳から10歳の児童の作品が選考対象となった。受賞した生徒の学校には、それぞれ1千ドルが寄付され、学校の教材などに役立てられる。