ブラジル観光省、年間92万超の旅行者期待
【シンチア・ユミ/NB】サンパウロ市で先月末に行なわれたブラジル移民百周年関連イベントで、マルタ・スプリシー観光省大臣が、今年の日本人移民百周年を日本人観光客数を伸ばす絶好の機会だと述べ、観光客の誘致に積極的な姿勢を示した。マルタ大臣は、航空、製鉄、デジタルテレビ放送、バイオ燃料など、両国間で注目されている分野を挙げ、ブラジルの関心の高さに期待を寄せるとともに、日本人にブラジルの魅力を知ってもらいたいと、観光分野でも強くアピールしていく方針だ。
マルタ大臣は「(観光客誘致の)対策として、観光省は観光事業を支援する準備を進めている。在日ブラジル商工会議所が企画し、日本で大きな成功を収めた『ブラジル・デー』は、ブラジルの郷土料理を紹介し、ショーを楽しみ、ブラジルの様々な物産を見てもらうことで、ブラジルを日本人に知ってもらうことができた」と、今後も同様のイベントを支援していくと話した。
ブラジル観光公社(エンブラツール)によると、ブラジルは、年間92万5千人の日本人観光客を受け入れられる能力を持つという。しかし現状は、7万5千人弱。このため同省は、日本で強い購買力を持つといわれる年金生活者に注目している。同省によれば、日本の年金生活者は長期間の旅行をする傾向がほかの世代に比べて高く、旅行期間は平均13日間で、消費金額は1日200ドルとなっている。また、日本人に注目されているブラジルの観光地として、マナウス、イグアスの滝、サンパウロなどを挙げている。
エンブラツールは今後、日本の観光情報メディアと協力し、日本語でのアピールのほか、各種講演や旅行関係者の訪伯を推進していく。