【NB編集部】サンパウロ市のジルベルト・カサビ市長は、3月12日に同市リベルダーデ広場で行なわれた第42回花祭りに出席、東洋街再活性化プロジェクト「Caminho do Imperador
(天皇の道)」について言及、29日に行われたセレモニーで正式に署名した。
リベルダーデ文化援護協会(Acal)の池崎博文会長らが出席した花祭りでカサビ市長は、「お釈迦様の誕生を祝う花祭りは、同時に街の再生を祝う祭りでもある。我々の目的を達成するための環境は整えられ、この街がサンパウロ市をさらに発展させる上で重要な役割を果たすだろう。今回の祭りの成功がセントロのより良い変化をもたらすと信じている」と述べた。
市の景観美化条例に沿って、建築家のマルシオ・ルピオン氏が現在進めている同プロジェクトは、トマス・ゴンザガ通りからリベルダーデ広場までのガルボンブエノ通りを改修する。プロジェクトによると、改修によってリベルダーデは昔の日本と現代の日本を折り混ぜた新たな装いを得るという。プロジェクトのもう一つの狙いである観光客の誘致では、同地区の商店の営業時間延長が挙げられており、商店の協力が期待されている。同プロジェクトは市の都市景観保存委員会が承認した第1号プロジェクト。
同地区にかかる4つの高架橋は、一新する街に見合うべく、日本風、中国風、韓国風に変える。バス停のリフォーム、照明も含まれており、街路樹はすでに植樹済みだ。さらに観光客を呼ぶ目玉として、ビルの壁面を利用したシアターも計画されている。
プロジェクトには3千5百万レアルが計上されており、街の住人との協力で行なわれるプログラムも含まれている。ルピオン氏が計画発表の際、本紙に語った「商店主には一銭の負担もかけない」と保証している。
皇太子さまをリベルダーデに
6月にブラジル各地で行われる百周年記念式典に出席するためブラジルを訪問する皇太子さま。現在のところ、式典出席以外のスケジュールは公式に発表されていないが、天皇陛下も皇太子時代に通ったガルボン・ブエノ通りを皇太子さまにも通って欲しいとの声も聞こえる。署名式ではAcalの池崎会長が、広場と同通りの改修を6月までに完了させ、皇太子さまを招待しようあいさつ、カサビ市長にも協力を求めた。