日系農協物語A−グアタパラ農業協同組合
【NB編集部】サンパウロ州北東部にあるリイベロン・プレット市のグアタパラ移住地は、ブラジル日本人移民のゆかりの地である。現在、市の人口は6千人ほどで、日系人は百家族ほどが暮らしている。市の起源はグアタパラ農場の開墾までさかのぼり、笠戸丸でサントスに到着した初めての日本移民の一部がグアタパラ農場に配耕されたのだった。
グアタパラ農協は、コチア農協の終焉と同時期に設立された。1994年、解散したコチア農協の会員らが集まり、業務に支障をきたさないよう新たにグアタパラ農協を新設したのだった。中心となった生産物は鶏卵。現在でも20人の会員が1日に約2万1千ダースの鶏卵を生産する。鶏卵のほか、うずらの卵や地鶏の卵もある。生産物の半分はサンパウロへ出荷され、残り半分はリベイロン・プレットやサン・カルロスなど近隣の市場に出荷される。
農協代表のウエハラ・ヤスシさんは、今後の目標にコストの削減を挙げ、そのための投資を行っているという。
2006年度のIBGE(ブラジル地理統計院)の調査によると、グアタパラはブラジルで18番目に大きな鶏卵生産地とされている。またグアタパラ農協は、農協会員に供給するための動物用飼料の工場を所有している。